双方向電源を用いてできることとは?

双方向電源を用いてできることとは?
双方向電源とは、直流と交流の両方を供給・受電することができる装置です。双方向電源を用いてできることは、大きく分けて直流と交流の相互変換と双方向制御と不安定性抑制の3つです。 双方向電源は、AC/DCコンバータとDC/DCコンバータを内蔵していますので、直流と交流の両方を相互に変換することができます。供給と受電を双方向に制御することができますので、系統のピーク時の負荷を軽減するために蓄電池などの電力を供給する事や系統の余剰な分を蓄電池などに貯蔵する事に加え、電気自動車(EV)などに装着された蓄電池から系統に供給する事が可能です。太陽光発電や風力発電などの不安定な再生可能エネルギーの安定した電力に変換する事もできます。 双方向電源は、近年の再生可能エネルギーの普及や、系統の柔軟化・効率化のニーズに応えて急速に普及しています。さまざまな用途で活用され、今後もその用途はさらに拡大していくことが予想されます。
双方向電源の電圧変化には十分に注意が必要
双方向電源は安定した電力を供給することが非常に重要な役割となっており、その電圧変化に十分に注意をしないとシステムに悪影響を与えてしまうことになるのでこれをチェックする仕組みを備えることが大切なポイントとなります。一般的に双方向電源は、電力を供給する仕組みとこれを引き出す仕組みを両方備えていることから、エネルギーの有効利用に活用できるものと言われることが多いのですが、直流電源であるため安定した電圧を確保することができないと様々なトラブルを招く恐れがあります。 システム側では電圧の降下が極端に発生した場合に誤操作を発生させたり、またエネルギーの有効活用ができなくなってしまう場合も少なくありません。設計上の有効数値を満足できないばかりでなく、エネルギーを効果的に蓄積できなくなってしまうトラブルも発生しやすくなるため、これらを防ぐことが重要なポイントとなります、 双方向電源を使用する場合には、電圧変化に十分に注意することが大切です。